|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 漫画 : [まんが] 【名詞】 1. comic 2. cartoon ・ 画 : [かく, が] 【名詞】 1. stroke
「なのはな」は、萩尾望都による日本の漫画作品。漫画雑誌『月刊フラワーズ』(小学館)2011年8月号に『ここではない★どこか』シリーズの1編として掲載された。東日本大震災とそれによって引き起こされた福島第一原子力発電所事故を題材として、原発事故後のフクシマで生きる少女と、チェルノブイリの少女との交流を描いた短編作品。 続編に「なのはな -幻想『銀河鉄道の夜』」がある。 == 概要 == 本作は、東日本大震災と原発事故に向き合った作品としていち早く発表されたことから、各方面で話題を呼んだ〔「なのはな」とSFによる原発3部作の1作目の「プルート夫人」について、2011年11月1日付『毎日新聞(夕刊)』に「萩尾望都さんが描く原発」の見出しで、東日本大震災と福島原発事故に触発された作品を相次いで発表したという記事が掲載されている。〕〔「なのはな」と、SFによる原発3部作(「プルート夫人」「雨の夜 -ウラノス伯爵-」「サロメ20XX」)について、2012年1月31日付『東京新聞』に「漫画家・萩尾望都さんの思い 原発に向き合う 手探り進むしかない」の見出しの記事が掲載されている。〕。 地震と津波で多くの人の命が失われ、さらに福島で原子力発電所の事故が起こり大きなショックと不安に胸のザワザワ感が止まらなくなった作者は、しばらく何も手がつかなくなってしまった。そのとき、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故により放射性物質で汚染された土壌をきれいにするために菜の花や麦を植えているということを聞き、たくさんの菜の花が咲く話を描きたい、それが希望になればいいと思って描いたのが本作である〔『萩尾望都作品集 なのはな』(小学館) あとがき「なのはなと…」参照。〕。 本作の続編「なのはな -幻想『銀河鉄道の夜』」は、放射性物質を擬人化したSF3部作(「プルート夫人」〔『月刊フラワーズ』(小学館)2011年10月号に『ここではない★どこか』シリーズの1編として掲載。「プルート」はプルトニウムを意味する。〕「雨の夜 -ウラノス伯爵-」〔『月刊フラワーズ』(小学館)2012年2月号に『ここではない★どこか』シリーズの1編として掲載。「ウラノス」はウランを意味する。〕「サロメ20XX」〔『月刊フラワーズ』(小学館)2012年3月号に『ここではない★どこか』シリーズの1編として掲載。〕)と合わせて本作を単行本化する際、主人公の少女の「その後」を、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』と『ひかりの素足』とのコラボで描き下ろした作品である〔。 2013年、上述の単行本『なのはな』および作者の全作品は、第12回センス・オブ・ジェンダー賞生涯功労賞を受賞した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「なのはな (漫画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|